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シナジス注射におでかけ

今日の息子は妻に連れられ近隣の総合病院で注射。

インフルエンザ予防接種なんかもあってここ最近、注射で痛い思いをしている。

2016年10月14日(金)(最終更新日:2019年8月29日(木))

総合病院でシナジスの注射。RSウイルス感染症の重症化を予防。



なんの予防接種かというと、呼吸器疾患であるRSウイルス感染症の重症化を防ぐ、"シナジス"というやつ。

RSウイルス感染症についてはこちら。

大人がRSウイルスに感染しても鼻風邪の症状程度で済んでしまうが、早産児が感染すると重症化する危険性が高いそうだ。

ワクチンを注射する通常の予防接種とは違うようで、遺伝子組み換え技術を用いて作成された抗体製剤を投与するとのこと。それが"パリミズバブ"、販売名が"シナジス"というわけだ。

シナジスの添付文書はこちら。 シナジス筋注液50/100mg

投与対象患者は健康保険が適用される。

息子の場合、幸か不幸か34週で生まれた早産児なので、厚生労働省の投与対象患者に該当する。

投与対象患者の詳細はこちら。

投与対象になることで健康保険が適用されるので、本来自由診療で高い料金を請求される任意の予防接種とは違って、負担額が2割で済む。

その2割の負担額に対しても横浜市の小児医療費助成(所得制限あり!)が適用されるので、医療機関の窓口で料金を支払う必要はない。

小児医療費助成についてはお住いの自治体の情報を参照して欲しい。

投与対象でなければ心配ないのか?

ただ、早産児や先天的な呼吸器疾患を持っていなくても、生後6か月未満の赤ちゃんはRSウイルス感染で入院が必要なほど重症化する場合がある。

生まれてすぐ(生後6ヵ月未満)の赤ちゃんなどは、免疫機能が発達段階にあり、RSウイルス感染症にかかると重症化することがあります。
RSVinfo.netより引用。

そのため、子どもが投与対象患者でなくてもシナジスを注射してもらいたくなるのが親心というものだ。

思わず二度見!!! 気になるシナジス注射にかかる費用。

ここで問題なのが、シナジスの注射は保険適用外だとかなり高額な費用がかかることだ。

実際に投与したときの診療報酬の内訳を見てみよう。

BLOG20161014

これは先月初回投与時の診療明細書からの抜粋。

注射だけで23,563点の診療報酬点数がある。

1点=10円で換算されるので、全額自己負担となると1回の注射で約24万円の金額が必要になる。※投与量は患者体重によって異なる。※

シナジスは1回注射すれば良いというものではなく、秋から冬にかけての流行期に月1回の注射を継続するので、自己負担での最終的な支払総額は100万円を超えてしまうことも考えられる。

一般家庭に対して現実的にオススメできるものではない。

では、いったいどうすればいいのか?

普通にできる予防策で、我が子をRSウイルス感染症から守ろう。

投与対象に全く当てはまらない場合は、しっかりと予防を心がけることが重要だと考えられる。

親が感染源とならないように手洗いうがいを徹底したり、もし感染しても乳児に移さないように室内でもマスクを着用するなど、一般的な予防策をしっかりと行うことだ。

必要もないのに乳児をわざわざ人混みに連れ出すのも避けた方が無難だ。

飛沫感染を防ぐために、乳児が口に入れるようなおもちゃはしっかりと消毒して清潔に保つことも効果的だろう。

上の子が保育園などで感染してしまった場合は乳児との接触を避けるように注意する必要もある。

家族の傍で喫煙するなどという行為は問答無用で慎むべきだ。

受動喫煙が大人に及ぼす健康被害はこちら。 受動喫煙を避けることが予防に効果的なことは医師も指摘している。

迷ったときは一人で悩まず身近な医療機関に相談を。

また、投与対象かどうかの判断が微妙な場合は、自己判断で諦めたりせずに、かかりつけの医療機関に相談してみることだ。

場合によっては投与時期を早めることで、保険適用を受けることができるかもしれない。

不安になったり、注射が高額であることに憤ってしまうのももっともな話だが、ここは冷静になって、普通にできることを当たり前にやることが、我が子を命の危険から遠ざけることになる。


※2019.8.29 リンク切れや不正確な引用を修正※

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